この感想には、ストーリーのネタバレがあります。
考察などの無い「雑談のような感想」です。
どこのシーンの感想かわかるように、あらすじも（緑部分）入っています。
「そうそう！わかる！」とか「いや、自分はそうは思わなかったな」など、時間つぶしの雑談感覚で読んでくれると嬉しい。
・・・・・・・
もう一度いいますが、「ネタバレ」していますのでご注意ください。
しつこいようですが、大事なことなので。
家の前で、「カマド」を作っている基に
ちょっと行ってくる！
と声をかけ、走って出かけるオン。
オンの目的地は、颯真の祖父のアサヒデンキ店。
親元に帰る颯真を見送ろうとしたが、すでに出発したあとだった。
オンくん、ドーナツ作ってもっていく気遣いがすごい。
グルテンフリーのレシピ、いろいろ増えてそう。
残念そうにしてたオンくんを見るのは、切なかった。
颯真には、すでにお別れは伝えていたが、もう1度くらい会えると思っていたオン。
連絡先も聞いていなかったと落ち込む。
そんなオンに、基は今年作った梅ジュースを渡す。
毎年の楽しみの梅ジュースを飲みながら，ふたりはこれまでのことをいろいろと思う出す。
連絡先、聞いてなかったの！？
ちょっとビックリ。
だから、急に出発することになったことを、オンくんは知らなかったのか。
連絡先知ってたら「これからすぐに帰ることになった」って伝えそうだし。
梅ジュース、隠遁生活の最初と最後に出てきてた。
最初の頃の、突然日本に行かされ戸惑ってるオンくんが懐かしい。
梅関連のエピソードを見るたび、梅仕事チャレンジしてみようかなって気持ちになる。
そんなとき、有意が訪ねてきた。
京都に行っていた有意は、兄・慈雨からのお土産もあずかっていた。
基が作っているカマド用のレンガも届き、3人で一緒にカマド作りを再開した。
基が有意に、京都に帰っていた理由を聞くと、兄に報告することがあったと話す。
「会社をやめて、起業することにした」
納得して働きたいから、チャレンジすることにしたそう。
それを聞いた基は、今夜はお祝いにすると準備をはじめる。
有意さんが起業すると聞いた時のオンくん、
すごく嬉しそうな、憧れの眼差しのような顔してた。
起業する大変さよりも、憧れ、かっこよさを感じてるのかな。
基さんは、心配するような表情だった。
有意さんの気持ちを聞いたあと、安心したような穏やかな表情に。
基さんと有意さんは、隠遁生活も一緒だった同い年だよね。
長い付き合いの友人の門出は、心配もあるけど、心から祝いたい。
そのふたりのやりとりを見て、こうやって心から心配したり応援し合える人がいるのは、すごく貴重だなとも思う。
扇風機の前で寝転がって、昼寝をはじめるオンと有意。
「帰りの飛行機代たまったのか」と聞く有意に、言葉を返せないオン。
横になりながらふたりは、仕事のことや、大人になることについて、自分の思いを話す。
話しているうちに眠ってしまった有意を残し、オンは台所でごちそうを用意する基を手伝う。
「大人になる」って、どういうことなんだろう。
たしかに、子どもの頃よりも我慢することはすごく多い。
仕事でも、家庭でも。
有意さんは、実家にいたころから、我慢したり頑張ったりいろいろあったよね。
実家を出てからも、すごく頑張ってきてた。
自分が経験したことを理解して、それを踏まえてなにかにチャレンジするとき、大人になれたりするのかな？
昼寝、すっごく気持ちよさそう！
あんなふうに、外からの風が入る場所で、扇風機も回し、ゴロゴロする。
絶対気持ちいいはず。
マンション生活じゃ、できない心地よさ。
それを、外から見ているむぎさん、かわいかった。
ふたりの会話を聞いて、どう思ったんだろう。
長い間、天狗の子たちを見てきたむぎさんは、いろいろな悩みも見てきたんだろうね。
有意の前途を祝して、夕飯の食卓にはご馳走が並ぶ。
京都の慈雨も、有意の起業を応援してくれていると話す有意。
テーブルに並んだ手まり寿司には、慈雨からのお土産の食材も使って作った。
華やかなだけじゃなく工夫があり、食べていて楽しい気分になる手まり寿司。
有意の門出にぴったりだ、と基も応援する。
有意さんは、今回もビジュ爆発していた。
オンくんの、ほっぺを膨らませてもぐもぐ食べているのは、こっちも元気になるかわいさ。
有意さんを応援する基さんの力強い凛とした雰囲気。
3人の天狗様、ほんとカッコ良い。
その近くで、横になりながらご飯を食べてるむぎさん、かわいすぎた。
そして、料理たちは、今回もとてもおいしそう。
天狗の台所を見ていると、「作ってみたい」と思わせてくれる。
それは、「その料理をとってもおいしそうに食べているから」も理由のひとつだね。
基さんが有意さんにかけた言葉、この料理にした意味も、心からの気持ちがこもってて、すごく温かい。
力をもらえる感じがして、見ているだけで嬉しくなる。
そのふたりの様子を、ニコニコしながらみているオンくんもかわいい。
無人販売所での売上をチェックするオン。
さすがにNYまで帰る飛行機代には足りない。
あと10日で学校が始まってしまう。
もうこれは、ニューヨークにいる母・一乃に打ち明けるしかないと話すオンと基。
その時、郵便が届いた。
颯真から送られたはがきだった。
「はがき」っていう存在、最近使うことも減ってしまったけど、やっぱりいいね。
紙にむき出しでメッセージが書かれているのって、今思うと斬新でいさぎよい。
宛名を確認して、裏返すとすぐメッセージが読めるから、喜びがテンポよく湧き上がる気がする。
あの颯真くんの書いた字、めっちゃ男の子っぽいｗ
連絡先がわかって良かったね、
夜、スマホでニューヨークにいる母・一乃たちに連絡した。
「帰りの飛行機代を貯めることができなかった
カードを勝手に使ったり、心配させてごめんなさい」
と、オンは素直に両親にあやまった。
一乃も、自分も悪かったと、おたがい仲直りをした。
オンくん、畳に正座ｗ
謝ろうと思うと、態度にも出るよね。
横でじっと話を聞いて見守っているむぎさん、かっこいい。
いや、やはりかわいい。むぎさんは何をしていてもかわいい。
それにしても、一般の人でも簡単にニューヨークとテレビ電話ができる時代ってすごい。
30年ほど前は、北海道と東京とで頻繁に電話のやりとりをしてたら
電話代の請求が6万円/月になったりした経験が（黒歴史）。
いい時代になったよね。
基のカマドが完成した。
そこで、グラタンを焼いてみることにした
「でもまさか、オーブン作っちゃうなんて、さすが」
というオンに、基は自分がこの夏に思ったことを話す。
カマドでグラタンを焼きながら、基さんが語ったお話。
何度も聞きたくなる、心にしみてくるようなことでした。
そっか、このSeason２は、みんなそうだったね。
自分もこれから、そんなに成長したりしないかもだけど。
新しいことに挑戦はできるって、力をもらった気がした。
この会話について、スタッフnoteにも書かれていました。
なんども繰り返し見たくなるシーンです。
カマドで焼いたグラタンを、ふたりで食べた。
「いただきます」「召し上がれ」
蕩ける食感が、すごくおいしい。
どんな具材を入れてもおいしいと、いろいろな食材のアイデアを話していると
むぎが一言「エビもな」と。
その言葉に、嫌な記憶が思い出される。
オンがここに来たきっかけは「ロブスターのグラタン」だった。
そして、一乃を怒らせた一因が「高級な海老」だった。
すごく前のことのように思えるが、すべてこの夏におこったできごとだ。
オンがここにきた時に「食べたい」と言っていたパンケーキ。
それを思い出した、と作ってみた基。
ブルーベリーではなく無花果がのったパンケーキを、オンはおいしそうに食べる。
NYに帰ったら、母になにか作ってみると話す。
南瓜の入ったグラタン、美味しそうだったね。
食べたいから、作りたくなってしまう。
あの「海老事件」、すごく前の話に感じるけど、Season２はひと夏の話だもんね。
すごく濃い夏休みだった。
親と喧嘩して、ニューヨークから東京に１人で来て、高級海老事件をおこし、野菜を育て、無人販売所で売り、友達ができ、一緒にキャンプに行き。
天狗版「ぼくのなつやすみ」だ！
ゲーム化して欲しい。
Season２が始まったとき、オンくんを見て
でっかくなってる！？誰！！
って思ったのが、つい先日のよう（笑
今では、その姿が当たり前になったけど。
来年Season３が放送されたら、さらに逞しくなってるのかな。
ぜひ来年、続編おねがいします。
田んぼで稲を刈る基。
スマホに通知があり、見るとオンから写真が送られてきていた。
そこには、オンと一乃、そしてエビグラタンをが写っていた。
黄金色に染まった田んぼが広がる。
実りの秋が、天狗の里にも訪れていた。
この終わり方が、最高でした！
オンくんが帰るところや、お別れ、見送りとかのシーンもなく。
それが、すごく良かった。
そして、黄金色の田んぼで、羽を出したまま作業をする基さん。
横にはむぎさんがたたずんでいるのも、すごく良かった。
コミック1巻の表紙みたい。
（画像をクリックするとAmazonへ移動します）
最後の最後、黄金色の田んぼを上から見ている映像。
第1話「ブルーベリーと車海老」の冒頭では、青々とした稲が広がってた。
夏の初めから終わりまでの景色も楽しめて、すごくステキ。
Season２も、あっという間の３ヶ月でした。
毎回、おいしそうで、癒やされて、すごく楽しかった。
なんだろうね、この優しいドラマ。
大好きです。
癒やしを、ありがとうございました。
「天狗の台所」コミックの最新刊は5巻。
コミックとドラマは、ストーリーがけっこう違うけど、どちらも大好き。
この違いは、「天狗の台所を2度楽しめる！」という感覚です。
＼ドラマとは違う「天狗の台所」も楽しんでみてね／
著:田中 相
¥759 （2024/11/21 10:57時点 | Amazon調べ）
ポチップ
