札幌の冬の定番イベント、
- 幻想的な光のアートで街を彩る「さっぽろホワイトイルミネーション」
- 本場ドイツのクリスマスマーケットを楽しめる「ミュンヘン・クリスマス市」
がはじまりました!
どちらも冬の札幌を訪れるなら、絶対に外せないイベントです。
今年の開催情報や各会場の見どころ、寒さをしのぐポイントまで、この記事では詳しくご紹介します。
幻想的なイルミネーションとおいしいグルメで、心も体も温まるひとときを過ごしてみませんか?
札幌冬旅ガイド、ぜひチェックしてください!
2024年「さっぽろホワイトイルミネーション」の開催期間など
今年もはじまった「さっぽろホワイトイルミネーション」。
冬の札幌を象徴する、人気イベントです。
約80万個の電球で、札幌市の中心部が美しく彩られます。
大通会場や駅前通会場など、各エリアで異なるテーマのデザインが楽しめますよ。
今年の開催期間は11月22日から始まり、会場によって終了時期が違います。
イベント会場と点灯時間、それぞれの開催期間
「さっぽろホワイトイルミネーション」2024年の開催場所と期間は、以下の通りです。
・開催場所と期間
会場 | 点灯時間 | 開催期間 |
大通会場 | 16:30~22:00 ※12月23日(月)~25日(水)は24:00まで | 2024年11月22日(金)~12月25日(水) |
駅前通会場 | 16:30~22:00 ※12月23日(月)~25日(水)は24:00まで | 2024年11月22日(金)~2025年2月11日(火・祝) |
南一条通会場 | 16:30~22:00 ※12月21日(土)~25日(水)は24:00まで | 2024年11月22日(金)~2025年3月14日(金) |
札幌市北3条広場(アカプラ)会場 | 16:30~22:00 ※期間中、日没時間に合わせて開始時刻を変更 | 2024年11月22日(金)~2025年3月14日(金) |
札幌駅南口駅前広場会場 | 16:30~24:00 ※期間中、日没時間に合わせて開始時刻を変更 | 2024年11月22日(金)~2025年3月14日(金) |
・点灯時間
上の表にもあるとおり、基本的に16:30~22:00です。
12月23日~25日は、24:00まで延長。
札幌駅前広場は、期間中24時まで、点灯しています。
※情報は、公式サイトを参照しました。
札幌市中心部でのイベントなので、アクセスも良好。
観光やショッピングの合間に、気軽に立ち寄りやすいです。
「ホワイトイルミネーション」会場ごとの特徴と見どころ
会場それぞれに、特徴があるので、あちこち散歩しながら見て回りたくなります!
会場は、徒歩で回れる距離にあるので、ちょうどいい運動にもなりそう。
大通会場
1丁目から6丁目まで、違ったテーマの装飾が楽しめます。
今(2024/11/23)なら雪がないので、歩きやすく見て回りやすいです。
雪が降ってからは、幻想的な雰囲気がアップするので、写真をたくさん撮りたくなるかも!
会場名 | 見どころ |
大通会場1丁目 羽ばたきの「ウィッシュ・バーズ」 | 大きくシンプルな、ツリーのようなシンボルオブジェが飾られた1丁目。 「札幌の鳥」の「カッコウ」モチーフが取り入れられて、札幌らしさが表現されています。 今回から、会場内の木々へのライトアップや、プロジェクターでの演出が追加され、楽しみが増しました。 テレビ塔をバックに、写真が撮りたくなるエリアです。 |
大通会場2丁目 クリスマスオブジェ「Gift of Snow」 | 2丁目は、とってもかわいいクリスマスオブジェのエリア。 ミュンヘンクリスマス市も、この2丁目で開催中(〜12/25)。 クリスマス市とイルミネーションを、一緒に楽しめます。 公式サイトには「2018年度から始まった「Gift of Snow」の装飾がさらに輝きを増して登場。」と書かれています。 願いごとを書ける”クリスマスボール”(会場内で販売)をメインオブジェに結ぶと、みんなの願いを集めた、世界に一つだけのシンボルオブジェに! ぜひ参加したいですね。 |
大通会場3丁目 彩りの「ウィンター・ブロッサムズ」 | 「札幌の木」としてもおなじみの「ライラック」。 そのライラックをモチーフにした、大きなオブジェが目印です。 通常ライラックの花びらは4枚ですが、このオブジェは5枚。 見つけると幸せになる花びら5枚の「ラッキーライラック」になっています。 この会場におとづれるだけで、幸せになれそうです! イルミネーションは、紫のライラックカラーだけではなく、赤や青などもあり、楽しませてくれます。 |
大通会場4丁目 夢見る「スノー・ファンタジア」 | 4丁目は、白や緑の光が幻想的。 白が基調の光のトンネルは、雪の結晶がモチーフ。 キラキラした光の中をあるくと、ファンタジーの世界にはいりこんだような気分になれます。 このトンネルは、雪の回廊を表現しているので、冬のイベントにはぴったりです。 つい写真を撮りまくってしまいたくなるエリアのひとつです。 |
大通会場5丁目 星降る「コズミック・スクエア」 | 幻想的な青い光があふれる5丁目は、星や宇宙がモチーフ。 人の動きに反応して、キラキラとひかる光の演出もあります。 会場あちこちに、「フレームドーム」と「シャイニングボール」が青く光、とにかくきれい! 2023年に登場した、湿度や温度によって光の色や演出がかわるオブジェ「More Stars」が今年も登場! 青とゴールドの柱型オブジェは、ぜひチェックしたいです。 |
大通会場6丁目 煌めきの「エメラルド・フォレスト」 | 6丁目は、夏の間はステージでイベントがあったり、大きな木々がしげる緑豊かなエリアです。 その特徴の、緑の豊かさを、冬の季節に「光の森」として再現しました。 グリーンを基調にゴールドのイルミネーションがキラキラと華やかです。 ここでは、人気の「光の迷路」も楽しめます。 樹木へのライトアップだけでなく、会場全体がグリーンに演出されています。 |
駅前通会場
JR札幌駅前からすすきのまでの約1.5kmにわたり、樹木が22万個のLEDで彩られます。
装飾されるのは、中央分離帯にある木々。、シンプルながらも壮大な雰囲気を演出します。
大通エリアは、クリスマスカラーでカラフルな演出が楽しめます。
南一条通会場
歩道脇の46本の街路樹が、7万個のLEDで飾られます。
札幌中心部の、三越とパルコを間の通りです。
買い物などで通るときも、ワクワクするような幻想的な道になっています。
札幌市北3条広場(アカプラ)会場
道庁赤レンガが見える北3条広場は、レンガがしかれたレトロな雰囲気のある広場。
そこにある銀杏並木が、青と白で彩られます。
そのほかにも、アカプラ(札幌市北3条広場(赤レンガプラザ)の愛称)内をライトで照らしたり、静かな雰囲気でゆったり光の演出を楽しめるエリアです。
札幌駅南口駅前広場会場
JR札幌駅の眼の前の広場です。駅からも透明なドアを通して、見ることができます。
公式サイトの写真を見ると、都会的な雰囲気もある、ステキなオブジェと光です。
期間中に光と音の演出が4回もかわるそうなので、何度も見に行きたくなりますね!
\公式サイトでは、たくさんの写真とともに会場の魅力が紹介されています/
「さっぽろホワイトイルミネーション」とは?
いまでは定番となった、さっぽろホワイトイルミネーション。
どんなイベントなのか、簡単に紹介します。
はじまり。
「さっぽろホワイトイルミネーション」は、1981年12月12日に、大通公園2丁目でスタート。
その時は、1048個の電球を、装飾されたイルミネーションにとりつけて始まりました。
四季折々の札幌をつたえ、さっぽろ雪まつりへとつなぐための晩秋・初頭のイベントとしての役割があったそう。
(参考:Wikipedia)
定着したイベント
冬の寒さを逆手に取り、街を温かな光で包むこの取り組みは、札幌の冬の風物詩として定着しています。
年々新しいデザインが追加され、現在では国内外から注目を集めるイベントへと成長しました。
何度も見に行きたくなる幻想的なイベント
寒い冬は、寒さに慣れた道民でも、できるだけ外には出たくありません。
でも、こんなにきれいなイベントが始まると、やっぱり見に行きたくなるんですよね。
実際に目にすると、「わー!」って声が出るくらいきれいですよ。
もし北海道旅行を計画されている方がいらしたら、ぜひホワイトイルミネーションを見に来てくださいね!
札幌市内中心部なので、移動もしやすいです。
「ホワイトイルミネーション」過去の動画
下記の動画は、2018年の第38回ホワイトイルミネーションのようす。
毎年少しづつ変わっているので、今年のものとは違っているところもあるかも。
こちらは、動画投稿の日付が2011年02月となっている動画。
すずらんやライラックのオブジェが、とても懐かしいです。
今と比べると、オブジェの数もライトの数も全く違っています。
2024年「ミュンヘン・クリスマス市」の開催期間と見どころ
札幌市とドイツのミュンヘン市が姉妹都市であることを記念して始まった「ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo」。
2002年から、おこなわれています。
本場ドイツのクリスマスマーケットを再現したこのイベントでは、異国情緒あふれるグッズや雰囲気、グルメが楽しめます。
今年も、大通公園西2丁目にて開催されます。
「ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo」 開催期間と時間
「ミュンヘン・クリスマス市」の2024年開催期間などは、こちらです。
開催期間 | 2024年11月22日(金)~12月25日(水) |
営業時間 | 11:00~21:00(ラストオーダー20:45) |
会場 | 大通公園西2丁目 |
アクセス | 地下鉄大通駅から徒歩数分 |
クリスマスまでおこなわれているので、クリスマスを楽しむグッズを買い物したり、おいしいグルメを楽しんだり、クリスマス気分が満喫できますね。
どんなお店があるのか、下でご紹介します。
こんなお店が出店しています。ショップのラインナップ
楽しい雑貨や、かわいいものがたくさん並んでいますよ!
ぶらぶら見て回るだけでも、楽しくてワクワクします。
・フードブース
グリューワインやドイツビール、ソーセージなど、本場の味を楽しめます。
お酒は苦手な方には、コーヒーやコーンスープなど、温まるおいしいものもありますよ。
もちろん、スイーツもあります!
\写真をクリックすると大きくなります/
・グッズブース
クリスマス関連の雑貨や、スノードーム、手作り雑貨など、楽しいお店がたくさんです。
友人は、毎年ひとつクリスマス市でクリスマスグッズを買い足して、少しづつ増えるのを楽しんでいるそうです。
\写真をクリックすると大きくなります/
会場では、オーストリアにあるPERZY社のウィーン製スノードームも販売。
PERZY社は、スノーグローブを初めて作った会社。
老舗メーカーが作ったスノーブローブの中には、透明度の高いアルプスの天然水が入っているそう。
会場の雰囲気と見どころ(写真あり)
ミュンヘンクリスマス市のエリアは、大通公園2丁目だけなので、そんなに広くはありません。
でも、そこにドイツ風の屋台が並び、そのお店にはクリスマス雑貨が満載!
見ているだけで、ワクワク楽しくなる雰囲気です。
- ドイツ風の木製屋台が並び、異国情緒たっぷりの空間が広がります。
- 夜はイルミネーションが点灯し、昼間とは違ったロマンチックな雰囲気に。
- クリスマスソングが流れる会場を、散策するのがおすすめです。
- ホットワインやソーセージなど、美味しいものがたくさん。
\写真をクリックすると大きくなります/
\公式サイトでは、会場マップやショップ情報がみれます/
「ミュンヘン・クリスマス市 in sapporo」とは?
「ミュンヘン・クリスマス市」がはじまったのは2002年。
札幌市と姉妹都市ドイツ・ミュンヘン市の友好都市提携の一環としてスタートしました。
雑貨や料理が売られていて、毎年賑やかな人気イベントです。
料理の屋台では、ドイツの料理やホットワイン、ココアなど、寒い日でも温まるドリンクもあります。
ドイツの文化や食を札幌で楽しめるこのイベントは、地元民にも観光客にも人気です。
冬の札幌観光をより楽しむためのポイント
今日2024年11月23日現在、札幌にはまだ雪は積もっていません。
なので、足元や滑ることを気にせず、安心して会場を楽しむことができます。
でも、例年もうすぐ雪が降り、積もる季節になります。
そうなると、寒さももちろんですが、足元が気になります。
人がたくさん集まるイベントエリアでは、地面に積もった雪が踏み固められ、氷の道ができてしまいます。
なので、しっかり準備をして、快適に安全にイベントを楽しんでください!
11月・12月の「札幌の気温」は何度くらい?
過去3年間の、11月12月の平均気温などを調べてみました。
こう見ると、11月と12月では、平均気温ががっつり違いますね。
「寒い北海道を体感したい!」という方は、12月がおすすめです。
・月の平均気温
11月 | 12月 | |
2021年 | 7.3 | -0.5 |
2022年 | 7.1 | -1.4 |
2023年 | 6.7 | -0.7 |
・月の最高気温と最低気温
11月 | 12月 | ||
2021 | 最高気温 | 10.7 | 2.7 |
最低気温 | 4.1 | -3.9 | |
2022 | 最高気温 | 10.5 | 1.3 |
最低気温 | 3.5 | -3.9 | |
2023 | 最高気温 | 10.3 | 2.2 |
最低気温 | 2.9 | -3.7 |
おすすめの服装や防寒対策。気をつけること
札幌の冬は氷点下になることも多いため、防寒対策は必須です。
上の気温表を見ても、最高気温でも12月では2度くらいです。
・アウター
厚手のダウンジャケットや、ロングコートがおすすめ。
太ももも冷えやすいので、おしりなどがしっかり隠れる方がいいです。
ユニクロのダウン、すごく暖かくておすすめです。
・靴
滑り止め付きは、必須です。
人がたくさん行き来する屋外のイベント会場は、雪が踏み固められて、ツルッツルの氷の道路になりがち。
晴れた日は、陽の光をうけて、キラキラ光るくらい氷です。
なので、溝が浅い、溝が少ない靴だと、立っているのも難しい場合があります。
(斜面に沿って足が勝手に開いていく、など)
しっかり溝がある、靴底が柔らかくグリップが良い、ガラス繊維などが配合された靴底など、滑らない工夫のある靴がおすすめです。
・その他
手袋、マフラーなども必要です。
マイナス近い気温になると、あっという間に指先がかじかんできます。
気温が低いときは、首・手首など温めて、歩いて暑くなってきたら脱げるものなら、簡単に体温調整ができるので便利です。
さらに、カイロなどをポケットに入れておくと、すごく寒い日でも快適に過ごせます。
最近は、繰り返し使える充電式のカイロ、かわいいものも増えていますよね。
ひとつ持っていると、安心です。
・歩き方も気をつけて!
本格的な寒さがやってきて、凍った地面ができたとき、
滑らない靴を用意するのはもちろんですが、歩き方も気をつけてくださいね!
せっかくの楽しいイベントなので、怪我などしないように、ぜひ気をつけて歩いてください。
こちらで、滑りづらい歩き方が紹介されています。
イベント会場周辺の観光スポット
ホワイトイルミネーションとミュンヘンクリスマス市は、大通公園や札幌駅など、札幌市の中心部に会場があります。
なので、まわりには観光名所もたくさん。
おすすめの一例はこちら。
観光スポット
時計台
「がっかり観光名所」と言われることもある時計台。
がっかりポイントは、「思ったよりも小さい」「ビルに囲まれている」ところだそう。
見慣れると、ビルの合間にひっそり小さな時計台があるのが、すごく歴史を感じます。
毎時間、鐘がなるので、それを聞くのもおすすめ。
赤レンガ庁舎
ホワイトイルミネーションの会場のひとつ「北3条広場(アカプラ)会場」は、赤れんが庁舎のすぐ隣です。
その名の通り、赤いレンガで作られた建物は、眺めているだけで歴史を感じることができます。
以前は中に入れたのですが、残念ながら現在は改修工事のため、2025年7月24日まで休館。
逆に、めったにない工事中の姿を見れるのは今だけなので、レアですね!
北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)改修事業について(北海道)
札幌テレビ塔
ホワイトイルミネーション大通会場を見下ろすことができるさっぽろテレビ塔。
よく見る「上から見たホワイトイルミネーションの風景」は、このテレビ塔からみた景色です。
1957年に、テレビ放送の電波発信塔として建設されたテレビ塔は、高さ144メートル。
来年3月までに、登録有形文化財として登録されるそう。
ぜひ展望台から、イルミネーションや札幌の冬景色を見てみてください。
札幌の冬を満喫しよう!
「さっぽろホワイトイルミネーション」と「ミュンヘン・クリスマス市」は、札幌の冬を代表するイベントです。
冬のイベント「雪まつり」とは違った楽しみがあります。
「ホワイトイルミネーション」と「ミュンヘン・クリスマス市」は、それぞれ違った魅力があります。
開催場所もかさなっているので、ぜひ両方を訪れてみてください。
光のアートと異国情緒あふれるマーケットを楽しみながら、札幌の冬を満喫してください!