京極夏彦さんの京極堂シリーズ(百鬼夜行シリーズ)は、読み始めると夢中になって時間を忘れますよね!

でも、あの厚さと重さ。
持ちづらいし、重さで腕が疲れてしまって、夢中で読んでいても、

疲れた・・・
重い・・・
となっていませんか?
体力の衰えを感じているわたしは、なっています。
すごく読みたいし大好きだけど、ずっと持っていられない…。
読み続けたいけど、休憩が必要 (+_+)
でも、それが解消されました!
読書で腕が疲れる人必見!スタンド(書見台)で厚い本も楽々読める
2023年に出版された京極夏彦著「鵼の碑」。
やっと読み始めました。
久しぶりの京極夏彦さんの本。嬉しい!
そして、さすが鈍器本と言われるだけある。
めっちゃ重い!
だよね。やっぱりね、知ってた。



この本、どうにかして楽に持てないだろうか?
本の内容に集中したい
と思って使ってみたブックスタンドが、ピッタリはまって便利すぎでした。
読みたい本が重くて厚いと困っているあなた、ぜひ試してみて!
【写真あり】分厚く重い本を、持たずにラクな姿勢で読む方法
使ったのは、このブックスタンド。
シンプルなデザインで、汎用性も高いです。
> HIGHTIDE(ハイタイド)
メタルブックレスト(クリックするとAmazonに移動できます)
これをまず、机に置きます。
少し高めに置くのがコツ。
私はパソコン机に、ダイソーのパソコン用テーブルを置いているので、そこに置きました。


あ、この方法は「完全ハンズフリーで、分厚い本が読める」では無いです。
「重い本を持たずにラクに読める」という方法です。
その違いは、下のやり方をみるとわかるはず。
まず、ブックスタンドを、見やすい角度に調整。
そして、置いた本が傷まないように、何かを敷いてー。
(画像では、ニットのコースターを置きました)


そこに読みたい、分厚い本を置くだけ。


あとは読むだけ。



え?それだけ?
と思ったりしました?
そうなんです。
たったこれだけなのに、すごくラクでした!
それだけで、左手で頬杖をつきながら、右手だけでペラペラっと読める。
分厚い本を持たずに読めるので、手も疲れず、肩もこらず、持ちづらさも感じず、疲れ知らずです!


こんな厚さの本なのに、コーヒーを片手に持ちながら読むこともできます!
厚くて持ちづらい、なんてこともありません。
ちなみに、読み始めた京極夏彦さんの「鵼の碑」は、この厚さ。
測ってみると、4.4センチ。


重さは、535g。
500mlの水入りペットボトルより重い!
さすが鈍器本と言われるだけあります。


読みたい本が
・厚すぎ
・重すぎ
・持ちづらい
という方、ぜひ試してみてくださいね!
使ってみると疲れずに本が楽しめますよ。
💎 読んでいる時に「本がズレない」置き方 💎
上の方法で本を読んでいると、本を傷めないように置いたコースターがブックスタンドからズレることがありました。
読みづらいとまでは思わなかったけど、さらに快適に読むために、本の置き方を改善しました。
- 本がズレる
- 本が斜めになる
ブックスタンドに滑り止めを置く
ズレないように、ブックスタンドにシリコンの滑り止めを置きました。
おすすめなのは、ダイソーの「シリコーン伸びラップ」。
本来は、ラップがわりにお皿にかけて使うものですが、滑り止めとしても優秀!
気軽に切って使えるので、滑り止めを使いたい場所に多用しています。


ブックスタンドの上に、ぺらっと敷いて、この上にコースター(本が傷まないようなクッション役)を置きます。
本を傷めないようにクッションがわりのものを置く
私はニットのコースターを使っています。
ハンカチでも何でもOK。
さらに、手で本を支えた時に本が少し左に傾くので、左側をちょっと高くしてみました。


斜めにしたので、ここに本を置くとちょうどいい角度になり読みやすいです。
滑り止めも効いていて、ズレずにストレス無し。
片側だけ「ページ押さえ」を軽く使うとさらに便利
ページを開いたままにしておける「ページ押さえ」。
それを、片側だけ使ってみました。
本がさらに安定されて、読みやすいです。


本を読みたくても、厚くて重くて疲れる…。
という方は、ぜひ試してみてください。
このブックスタンドは、ページ押さえがあるので、開いたまま固定ができます。
ページを開いたままにしておきたいときはとっても便利。
料理本や資料などを見るときにも使えますよ。
パタンとたたむと、薄くなるので、収納にもカバンに入れて持ち運びにも楽ちん。
\ハイタイドのシンプル可愛いブックスタンドです/


【おまけ】鈍器本とは?まさに鈍器になりそうな本のこと
鈍器本とは、鈍器・凶器になりそうなくらい重かったり厚かったりする本のことです。
読み方は、「どんきぼん」。
この記事内でも出てきている言葉ですが、とにかく「これで殴られたらマジ大変」という本に使うことが多いです。
「鈍器本」の言葉の由来は、京極夏彦さんの初期本説が有力。
京極夏彦さんの初期作品が厚すぎて「まるで鈍器のようだ」と例えられたのが広まったという説です。
確かに、京極夏彦さんの本を初めて見たとき「この厚さは…!?」と驚いたのを覚えています。
「鈍器本」と言われる前は「レンガ本」と言われていたこともあるよう。
(厚く四角いのでレンガのように見えたため)
重さや厚さの定義は、なさそうです。
ハードカバーじゃなくても、厚さがあれば鈍器本と言われることも。
鈍器本の魅力は、武器になりそうなところではありません。
鈍器本を見た時の、



たっぷり楽しめそう!
読み終わるまで時間がかかりそう!
とワクワクが増す、その厚さだと思っています(個人の感想です)。
そして、読み終わった時の達成感もめっちゃあります。
もちろん、内容が素晴らしかった時に限られますが。
京極堂シリーズは、毎回満足しまくりなので、今回も楽しみ。
鈍器本のデメリットは、本棚の圧迫感がすごいこと。
他の本なら3冊くらい入るところに、1冊しか入りません。


シリーズ全部横並びにしたいけど、スペースの問題で分けなければいけなくなることも。
そして、持ち運びにも向いていません。
バッグの中が、この一冊でぎゅーぎゅーになります。
筋トレには良いかもしれません。
【おまけ】京極堂シリーズの厚さ比較【写真あり】
ちょっと気になって、京極堂シリーズの本たちの厚さを測ってみました。
うちにある本のみ、しかも大体のサイズですが、何かの参考に?なれば嬉しいです。
いつも本棚にあって見慣れていたけど、あらためてみてみると、めちゃ厚い。
そして、当時は「厚い!」と思っていた「姑獲鳥の夏」が、薄い部類なのがすごい。
長編作品タイトル | 刊行年月 | 厚さ(うちにあるもののみ) |
姑獲鳥の夏 (うぶめのなつ) | 1994.09 | 2.5 |
魍魎の匣 (もうりょうのはこ) | 1995.01 | (文庫)3.8 |
狂骨の夢 (きょうこつのゆめ) | 1995.05 | 3.4 |
鉄鼠の檻 (てっそのおり) | 1996.01 | 4.4 |
絡新婦の理 (じょろうぐものことわり) | 1996.11 | 4.4 |
塗仏の宴 宴の支度 (ぬりぼとけのうたげ うたげのしたく) | 1998.03 | (文庫)3.6 |
塗仏の宴 宴の始末 (ぬりごとけのうたげ うたげのしまつ) | 1998.09 | ー |
陰摩羅鬼の瑕 (おんもらきのきず) | 2003.08 | 3.9 |
邪魅の雫 (じゃみのしずく) | 2006.09 | 4.2 |
鵼の碑 (ぬえのいしぶみ) | 2023.09 | 4.4 |
それぞれの本の厚さ写真


















ちなみに、うちにある百鬼夜行シリーズの小説集はこちら。


それぞれ3センチ以内なので、比較的薄めです。
京極夏彦さんの本は、文庫本も厚い
京極堂シリーズは、2冊文庫版で持っています。
(3冊あるはずが行方不明・涙)
上にある写真の通り、文庫版もしっかり分厚いです。
厚さだけでいうと「鈍器本」ですが、大きさは文庫本。
なのでこれはギリ「鈍器」にはならないのかも?
いや、こちらの感覚が鈍っているせいかもしれません。
うちで1番サラッと読めそうな文庫本と並べたのがこちら。


薄めの文庫本が、さらに薄く見える現象。
お出かけ時の読書用には、1973年のピンボールを持っていきます。
【あとがき】京極堂シリーズ「鵺の碑」、正しくは「鵼の碑」
2023年9月14日に発売された「鵼の碑」(ぬえのいしぶみ)。
この本のタイトルを見た時「ぬえのひ」と呼んでしまいました。
そして漢字も勘違いし「鵺の碑」(ぬえのひ)というタイトルだと思っていました。
でも正しくは「ぬえのいしぶみ」と読むし、漢字も「鵼の碑」。
微妙に全く違ってた!(*ノωノ)
でもですね。
試してみて欲しいのですが。
Googleで「京極夏彦 ぬえのひ」と検索すると、しっかり出てくるんですよ。
本物の本が!
これは、Google検索が優秀なおかげなのですが、その優秀さに助けられたせいで、正しい本のタイトルを約1年ちょっと間違って覚えてしまっていました。
(言い訳です)
日本語って複雑。
ちなみに、鵺と鵼のざっくりした違いはこんな感じでした
鵼(ぬえ):妖怪。顔は猿、胴体は狸、脚は虎、尾は蛇。別パターンもあり。
鵺(ぬえ):夜に鳴く鳥「トラツグミ」をこう呼んでいたこともある



